この工藤陶器店さん、大正13年からここでお店を営んでいる、買物公園の中でも老舗中の老舗。
創業87年です。
今まで、「昭和〇〇年創業」というのは、今まで取材に行ったお店でもありましたが、ついに「大正」というお店に出会いました。
今のご主人は2代目とのことでした。
大正13年というと、西暦1924年。
ちなみに買物公園が日本初の歩行者天国として出来上がったのが、1972年。
買物公園ができる50年近く前から、この場所で営業されています。
こちらのお店、その長年変わらない営業スタイルから、さまざまなメディアに取り上げられ、NHKやポテト、グラフ旭川も取材に訪れたそうです。
中でも珍しいのが、横積みの陳列方法。
写真右の、棚の一番上でどんぶりが横に積まれていますが、この置き方は珍しいらしく、この陳列を見にくる人もいるんだとか。
一般的なお店には無いような、アンティークの食器が買えるということで、市外からもお客さんが来るそう。
数ある商品の中でも、特に珍しいと話してくださったのが、「冠水瓶」。
昔は縁談などの時に、テーブルの上に置いておくアイテムだったそうですが、今でも講演会の時などに机の上に置いてあるのを見たことがある方も多いでしょう。
現在の買物公園は人通りがものすごく減ったと、話してくださいました。
「賑わっていたのは、買物公園が出来た頃」と寂しそうに語る姿が印象的でした。
旭川駅前の歴史とともに歩んできたお店なだけに、これからも元気で商売を続けていってほしいと思い、お店を後にしました。
工藤陶器店
0166-22-2656
北海道旭川市8条通7丁目右10号
営業時間 8:00~17:00
定休日 不定休
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スタッフ 水尾
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