2011年7月6日水曜日

"ギリヤーク尼ケ崎さん" 旭川青空舞踏公演!!

「最後の大道芸人」と賞賛され、今年の5月に宮城県気仙沼市で東日本大震災の犠牲者を追悼する「祈りの踊り」を舞ったギリヤーク尼ケ崎さん(80歳)の旭川公演が7月3日(日)に1条買物公演と7月5日(火)に銀座商店街・三番館前で行われました。

昨日行われた銀座商店街公演には早くから三番館前に大勢のファンの方々が集まっていました。




そして、通行人かと思いきや、ギリヤーク尼ケ崎さんが登場。
集まった観衆を歌舞伎の「にらみ」のように鋭い眼差しで一瞥すると
自らの踊りの本質を「祈り」であると語っているごとく、路上という祭壇を祭るように、
無言のまま静かに舞踏のための支度を整えられました。




じょんがら一代” 、ニューヨークの路上公演で一番うけたという “白鳥の湖”、などを
踊り、最後に「心を込めて一生懸命に踊ります」と亡き母親の写真を持ち、
東日本大震災の犠牲者を追悼する
「念仏じょんがら」の舞いで締めくくった。




 そして公演終了後、観衆に「ありがとうございます!今日は上手く踊れました」と声を掛けると、
それまでの緊張感か一瞬に溶け、観衆がワッとギリヤークさんに駆け寄り握手をして貰いながら
「来年も待ってるよ」「あんたには色気があるのよ」「旭川に来てくれて有難う」とあたたかい声援がとびかっていました。


ギリヤークさん曰く、
「上手く踊れるか否かは観衆の気落ち次第。いつも此処(銀座商店街・三番館前
は上手く踊らせて貰える場所。 ペースメーカが胸に入っているので、踊っている最中にペースメーカが路上にあたって止まってしまう危険もあり、踊る前はとても不安で緊張してましたが、皆さんに上手く踊らせて貰いました。医者からは椎間板が折れてると宣告されてますが、芸歴50年となる88歳までは頑張ります!」
と温かく、優しい笑顔で語ってくださいました!
ギリヤークさん、来年も待っています!!


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